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看護師国家試験合格率の一覧|第115回(2026年)の結果と過去11回の推移、新卒・既卒・学校種別の差

看護師国家試験合格率の一覧|第115回(2026年)の結果と過去11回の推移、新卒・既卒・学校種別の差

看護師国家試験の合格率は、毎年3月の合格発表で厚生労働省が公表しています。この記事では、最新の第115回(2026年2月実施)の数字と、第105回(2016年)からの推移を一覧にまとめました。

全体の合格率だけを見ると「9割受かる試験」に見えますが、新卒と既卒では合格率が60ポイント以上離れています。受験生本人も、学校選びをしている人も、どの数字を見るかで印象が大きく変わる試験です。

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目次
  1. 第115回看護師国家試験(2026年)の合格率は88.3%
  2. 看護師国家試験の合格率の推移一覧(第105回〜第115回)
  3. 看護師国家試験の新卒と既卒の合格率の差
  4. 学校種別の看護師国家試験合格率
  5. 看護師国家試験の合格基準
  6. 学校ごとの合格率を見るときの注意点
  7. よくある質問
    1. 看護師国家試験の合格発表はいつですか?
    2. 看護師国家試験の合格率は下がっていますか?
    3. 既卒で合格するのは難しいですか?
    4. 准看護師から看護師を目指す場合の合格率はどれくらいですか?
    5. 合格したら何をすればよいですか?
  8. まとめ
  9. 参考

第115回看護師国家試験(2026年)の合格率は88.3%

第115回看護師国家試験は2026年2月15日に実施され、3月24日に合格発表がありました。

区分 出願者数 受験者数 合格者数 合格率
全体 60,311人 59,614人 52,666人 88.3%
うち新卒者 54,401人 54,036人 50,862人 94.1%
既卒者(全体から新卒を引いた数) 5,910人 5,578人 1,804人 32.3%

厚生労働省の発表で公表されているのは「全体」と「うち新卒者」の2行です。既卒者の行は、全体から新卒者を引いて計算しました。

前年の第114回(90.1%)から1.8ポイント下がり、受験者数も6万人を割り込みました。同じ日に発表された保健師国家試験は87.1%、助産師国家試験は99.7%です。

看護師国家試験の合格率の推移一覧(第105回〜第115回)

直近11回の合格率を並べると、全体は87〜91%台、新卒は93〜96%台で推移しています。

回(実施年) 受験者数 合格者数 全体の合格率 新卒の合格率 既卒の合格率(計算値)
第115回(2026年) 59,614人 52,666人 88.3% 94.1% 32.3%
第114回(2025年) 63,131人 56,906人 90.1% 95.9% 44.9%
第113回(2024年) 63,301人 55,557人 87.8% 93.2% 30.4%
第112回(2023年) 64,051人 58,152人 90.8% 95.5% 36.5%
第111回(2022年) 65,025人 59,344人 91.3% 96.5% 38.9%
第110回(2021年) 66,124人 59,769人 90.4% 95.4% 44.4%
第109回(2020年) 65,568人 58,513人 89.2% 94.7% 37.4%
第108回(2019年) 63,603人 56,767人 89.3% 94.7% 29.3%
第107回(2018年) 64,488人 58,682人 91.0% 96.3% 44.5%
第106回(2017年) 62,534人 55,367人 88.5% 94.3% 35.6%
第105回(2016年) 62,154人 55,585人 89.4% 94.9% 35.5%

全体と新卒の合格率は、各年の厚生労働省の合格発表の数字です。既卒の合格率は、受験者数と合格者数から新卒の分を引いて計算しています。

全体の合格率が下がった年(第113回・第115回)は、新卒の合格率も同じように下がっています。問題の難しさや合格基準の年による差が、新卒・既卒の両方に表れていると読めます。

看護師国家試験の新卒と既卒の合格率の差

既卒の合格率は毎年30〜45%ほどで、新卒の94〜96%とは大きな開きがあります。

既卒者の中には、前年に不合格だった人だけでなく、経済連携協定に基づいて来日した外国人看護師候補者や、海外の看護師免許から受験資格の認定を受けた人も含まれます。卒業直後のように学校の対策授業や模試の流れに乗れないことも、差が開く理由の一つと考えられます。

既卒で受け直す人は、次の2点を早めに決めておくと動きやすくなります。

  • 1年間の学習時間をどう確保するか(看護助手などで働きながらか、学習に専念するか)
  • 不合格だった年の自己採点で、必修問題と一般・状況設定問題のどちらが足りなかったか

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学校種別の看護師国家試験合格率

厚生労働省の発表資料をもとに旺文社教育情報センターが集計した、第115回の学校種別の合格率は次のとおりです。

学校種別 新卒の受験者数 新卒の合格率 既卒を含む合格率
大学 24,452人 96.3% 94.2%
3年課程の短期大学 828人 88.5% 81.5%
3年課程の養成所(主に専門学校) 21,122人 93.6% 88.7%
2年課程の短期大学 96人 82.3% 67.4%
2年課程の養成所 2,246人 92.2% 82.7%
2年課程の通信制 1,974人 84.1% 62.5%
高校・高校専攻科の5年一貫教育 3,128人 93.6% 85.5%

合計の数字(新卒54,036人・94.1%、既卒を含め59,614人・88.3%)は厚生労働省の発表と一致しています。

新卒の合格率は大学が最も高く、3年課程の養成所と5年一貫教育が93%台で続きます。准看護師から看護師を目指す2年課程は、通学制で92.2%、通信制で84.1%です。働きながら学ぶ人が多い通信制は、既卒を含めると62.5%まで下がります。

大卒と専門卒の違いを進路の面から比べたい人は、看護師の大卒と専門卒の違いも参考にしてください。

看護師国家試験の合格基準

看護師国家試験は、必修問題と、一般問題・状況設定問題の2つの基準を両方満たすと合格です。第115回の合格基準は次のとおりでした。

区分 配点 合格基準
必修問題 1問1点(50点満点) 40点以上
一般問題・状況設定問題 一般1問1点、状況設定1問2点(249点満点) 166点以上

必修問題は毎年8割(40点)が基準で固定です。一般・状況設定問題の基準点は、その年の問題の難しさに応じて毎年変わります。第115回では採点から除外された問題があったため、満点が249点になっています。

必修で1問足りずに不合格になる人も毎年います。一般・状況設定がどれだけ取れていても、必修の8割を下回ると合格できない点に注意しましょう。

学校ごとの合格率を見るときの注意点

学校のパンフレットやウェブサイトの合格率は、次の3点を確かめてから比べると読み違えを防げます。

  1. 新卒だけの数字か、既卒を含む数字か。 新卒のみの数字は、既卒を含む数字より高く出ます
  2. 分母が「受験者」か「卒業生」か。 卒業できなかった人や受験を見送った人は、受験者数には入りません
  3. 何年分の数字か。 1年だけ100%でも、翌年に下がることはよくあります。3年ほど並べて見ると傾向がつかめます

合格率が同じくらいの学校なら、実習先の病院や国試対策の時間割、卒業後の就職先まで含めて比べると、自分に合う学校を選びやすくなります。

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よくある質問

看護師国家試験の合格発表はいつですか?

例年3月下旬です。第115回は2026年2月15日に試験があり、3月24日の14時に厚生労働省のウェブサイトで受験地別の合格者の受験番号と、合格者数・合格率が発表されました。

看護師国家試験の合格率は下がっていますか?

直近11回では87〜91%台を上下しており、一方向に下がり続けているわけではありません。第113回(87.8%)と第115回(88.3%)が低めの年です。受験者数は第110回(66,124人)から減る傾向にあります。

既卒で合格するのは難しいですか?

既卒の合格率は毎年30〜45%ほどで、新卒より大きく下がります。ただし既卒の中には、日本の学校を卒業していない外国人看護師候補者なども含まれるため、「前年に不合格だった人の再受験の合格率」とは一致しません。

准看護師から看護師を目指す場合の合格率はどれくらいですか?

准看護師が通う2年課程の新卒の合格率は、第115回で養成所が92.2%、通信制が84.1%でした(旺文社教育情報センターの集計)。働きながら学ぶルートは働きながら看護師になる方法で整理しています。

合格したら何をすればよいですか?

看護師として働くには、国家試験に合格したあと、看護師籍への登録(免許申請)が必要です。手続きの流れは看護師免許の申請はいつまでにすべき?をご覧ください。

まとめ

  • 第115回(2026年)の合格率は全体88.3%、新卒94.1%、既卒32.3%(計算値)
  • 直近11回の全体の合格率は87〜91%台、新卒は93〜96%台で推移
  • 既卒の合格率は毎年30〜45%ほどで、新卒との差が大きい
  • 学校種別の新卒の合格率は大学が96.3%で最も高く、2年課程の通信制は84.1%
  • 合格には必修40点以上と、一般・状況設定の基準点の両方が必要
  • 学校の合格率は、新卒のみか・分母は何か・何年分かを確かめてから比べる

参考

  • 厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」 https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2026/siken03_04_05/about.html
  • 厚生労働省「国家試験合格発表」 https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/goukaku.html
  • 厚生労働省「第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表」 https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2025/siken03_04_05/about.html