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准看護師の求人の探し方|看護師との給与差97万円をどこで縮めるか

准看護師の求人の探し方|看護師との給与差97万円をどこで縮めるか

准看護師の求人を探すとき、「看護師の求人から選べるものを拾う」という探し方をすると選択肢が狭く見えます。

実際には、准看護師のほうが求人が集まりやすい領域があります。そこを知っているかどうかで、条件がかなり変わります。

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目次
  1. まず数字を押さえる
  2. 准看護師の求人が集まりやすい4つの場所
  3. 業務範囲の違いを、求人票の言葉で理解する
  4. 求人票で確認する5項目
  5. 准看護師のまま働くか、看護師を目指すか
    1. 進学の道筋
  6. よくある質問
  7. まとめ
  8. 参考

まず数字を押さえる

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、准看護師と看護師の賃金は次のとおりです。

准看護師 看護師
きまって支給する現金給与額(月) 30万3,200円 36万5,900円
年間賞与その他特別給与額 63万6,800円 85万6,400円
年収換算 約427万円 約525万円
平均年齢 51.8歳 42.1歳
平均勤続年数 13.6年 9.8年

差はおよそ97万円です。

ただし、この表で本当に見るべきは金額ではなく年齢と勤続年数です。

准看護師の平均年齢は51.8歳、勤続13.6年。看護師より10歳近く高く、勤続も長い。これは新規の養成が減り、長く同じ職場で働いている層が中心になっていることを示しています。

ここから言えることが2つあります。

  • 経験のある准看護師は現場で貴重で、求人側は確保に動いている
  • 一方で年功で上がる余地は先細りなので、伸ばすなら職場を変えるか資格を足すかになる

准看護師の求人が集まりやすい4つの場所

看護師と准看護師で、求人の出方はかなり違います。

① 介護施設(特養・老健・有料老人ホーム)

もっとも求人が多い領域です。医療処置は限定的で、日勤帯が中心の求人も見つかります。夜勤がある施設ではオンコール対応が加わることがあります。

② 有床・無床クリニック

外来の診療補助が中心。「看護師または准看護師」で募集している求人が多く、実務上の扱いに差をつけない職場も少なくありません。

③ 療養病棟・回復期

急性期に比べて処置の変動が小さく、准看護師を含む配置を組んでいる病棟が多い領域です。

④ 訪問看護

制度上、准看護師も訪問看護に従事できます。ただし看護師の指示のもとで動く形になるため、事業所によって受け入れの姿勢が分かれます。「准看護師可」と明記している事業所を選ぶのが確実です。

業務範囲の違いを、求人票の言葉で理解する

保健師助産師看護師法第6条は、准看護師を「医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて」診療の補助と療養上の世話を行う者と定めています。

この一文が、求人票の書き方に表れます。

求人票の表現 実際に意味すること
「看護師または准看護師」 業務内容に差をつけていない。待遇差は給与テーブルのみのことが多い
「准看護師可(看護師が常時在籍)」 指示者がいる体制。安心して働ける
「看護師のみ」 指示者を置けない・置かない体制。応募しても通らない
「主任・リーダー業務あり」 准看護師では担当できない場面があるので、条件を確認する

「准看護師も応募可」と書いてあっても、昇進や役職の道が閉じている職場はあります。長く働くつもりなら、入職時に准看護師のキャリアパスがあるかを聞いておくと、あとで詰まりません。

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求人票で確認する5項目

① 給与テーブルが看護師と別か、同じか

同じテーブルで号俸だけ違う職場と、別テーブルの職場があります。別テーブルだと、経験を積んでも上限が早く来ます。

② 夜勤の有無と回数

准看護師の年収差の多くは夜勤の有無で説明がつきます。夜勤ができる職場を選ぶかどうかで、100万円近く変わることがあります。

③ 資格手当の額

看護師と准看護師で手当額を分けている職場が大半です。求人票の「月給◯◯円〜」に資格手当が含まれているかを確認してください。

④ 進学支援の制度があるか

働きながら看護師資格を目指すなら、奨学金・シフト配慮・学費補助の制度があるかが決定的に効きます。

⑤ 准看護師が何人いるか

1人だけの職場は、業務の切り分けで苦労しがちです。複数いる職場のほうが、指示系統も休みの調整も回りやすくなります。

准看護師のまま働くか、看護師を目指すか

ここは正解が1つではありません。条件で分かれます。

准看護師のまま続けてよい人

  • 介護施設・クリニックで日勤中心の働き方を優先したい
  • 勤続で評価される職場に既にいて、給与テーブルに伸びしろがある
  • 家庭の事情で、2年間の通学に時間を割けない

看護師(正看)を目指したほうがよい人

  • 役職・リーダー業務に進みたい
  • 訪問看護や急性期など、指示者がいない場面が生じる領域で働きたい
  • 年齢的にまだ回収期間が長い(差額97万円 × 残りの就業年数で考える)

どちらでもない選択肢もあります。進学せず、夜勤のある職場や単価の高い施設へ移ることで、差の一部を先に埋める方法です。進学は時間の投資なので、いま埋められる分は先に埋めてから考えても遅くありません。

進学の道筋

准看護師から看護師になるには、2年課程(全日制2年・定時制3年・通信制2年)に進みます。通信制は実務経験が要件になるので、いま働いている年数がそのまま条件になります。詳細は各養成所の募集要項で確認してください。

よくある質問

Q. 求人サイトで「准看護師」の求人が少なく見えます。

検索条件で「看護師」を外していることが原因のことがあります。「看護師または准看護師」で募集している求人は、看護師の求人としてタグ付けされているためです。資格の絞り込みを一度外して、本文を読むと件数が変わります。

Q. ブランクがありますが戻れますか。

介護施設・クリニックにはブランク可の求人が多くあります。戻る先として、医療処置の少ない施設から始めるのは現実的な選択です。

Q. 准看護師の求人は減っていきますか。

養成校の減少で有資格者は減っていますが、介護分野の需要は増えています。求人が消える方向ではなく、病院からは減り、介護・在宅に移っていくと見るほうが実態に近いはずです。

Q. パートの時給はどのくらいですか。

看護師のパート時給の全国平均が1,933円(令和7年賃金構造基本統計調査)で、准看護師はここから100〜300円ほど下がる求人が多く見られます。地域と施設規模で幅があります。

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まとめ

  • 准看護師の年収は約427万円、看護師との差は約97万円(令和7年賃金構造基本統計調査)
  • 平均年齢51.8歳・勤続13.6年。経験者は現場で貴重
  • 求人が集まりやすいのは介護施設・クリニック・療養病棟・訪問看護
  • 求人票では給与テーブルが看護師と別か・夜勤・資格手当・進学支援・准看が何人いるかを見る
  • 進学は「役職に進みたいか」「回収期間が残っているか」で決める。まず夜勤や施設を変えて差を埋める手もある

参考