診療所の看護師の適正人数は?

診療所の看護師の適正人数は?

適正な医療をおこなうためには、一定水準以上の人員を確保する必要があります。どのくらいの人数が必要であるかは、医療機関の規模や忙しさなどにもよりますが、診療所の看護師に関しては人数の目安はあるのでしょうか? 早速みていきましょう。

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目次
  1. 医療施設別、病床区分別の人員配置基準は? 
  2. 無床診療所、有床診療所の看護職員雇用状況
    1. 無床診療所/有床診療所の看護職員雇用数
  3. 診療所における看護職員の募集状況は?
    1. 看護職員の募集状況
  4. 看護職員の募集に何を使った?
  5. いろんな採用方法を試してみるのもアリ!

医療施設別、病床区分別の人員配置基準は? 

診療所の看護師について言及する前に、まずは一般病院などの人員配置標準をみていきましょう。「病院施設」および「療養病床を有する診療所」が確保すべき人員の「標準」は、医療法によって示されています。

一般病院であれば「患者:医師=16:1」、「患者:看護師または准看護師=3:1」が適正とされています。一方、一般病院のうち療養病棟での適正割合は、「患者:医師=48:1」、「患者:看護師または准看護師=4:1」、外来の場合の適正割合は、「患者:医師=40:1」、「患者:看護師および准看護師=30:1」とされています。また、特定機能病院であれば、入院患者に対しては、「患者:医師=8:1」、「患者:看護師または准看護師=2:1」、外来患者に対しては「患者:医師=20:1」、「患者:看護師または准看護師=30:1」。「療養病床を有する診療所」の場合は、医師数は基本的にひとりで、「患者:看護師または准看護師=4:1」が標準とされています。

無床診療所、有床診療所の看護職員雇用状況

各医療機関における人員配置の標準がわかったところで、続いては、診療所における実際の看護職員雇用状況をみていきます。全国保険医団体連合会が公表している「診療所における看護職員確保アンケート」(中間報告)の概要によると、無床診療所、有床診療所ともに、「看護職員が足りていない」と考えている診療所がかなりの数あることがわかっています。

無床・有床足りている足りていない
無床診療所の看護職員充足状況75.9%21.5%
有床診療所の看護職員充足状況57.7%10.4%

では、実際どのくらいの人数を雇っているかというと、回答数は以下の通りです。

無床診療所/有床診療所の看護職員雇用数

看護師/正職看護師/パート准看護師/正職准看護師/パート正職合計パート合計
無床診療所1.32人1.00人0.93人0.55人2.25人1.55人
有床診療所4.87人1.60人3.89人1.17人8.76人2.77人

参照:全国保険医団体連合会「診療所における看護職員確保アンケート」(中間報告)の概要p.2より一部抜粋

診療所における看護職員の募集状況は?

続いては、無床診療所、有床診療所のうち「看護職員が足りていない」と回答した診療所での、看護職員の募集状況についてみていきます。

看護職員の募集状況

無床・有床募集している募集していない
無床診療所20.5%79.5%
有床診療所47.7%52.3%

参照:全国保険医団体連合会「診療所における看護職員確保アンケート」(中間報告)の概要p.3より一部抜粋

看護職員の募集に何を使った?

続いては、どんな方法で看護職員を募集したかについて、診療所全体の回答をみていきましょう。看護職員の募集方法としてもっとも多いのは、以下の表の通りハローワーク。続いて、人材紹介会社の量、職員からの紹介、新聞やタウン誌などを利用している診療所が多いことがわかります。

募集方法実施件数
ハローワーク1,009件
人材紹介会社501件
職員からの紹介488件
新聞やタウン誌など484件
ナースバンク470件
自院のホームページ431件
インターネット求人サイト376件
自院の掲示板・看板など367件
看護学校への紹介依頼288件

参照:全国保険医団体連合会「診療所における看護職員確保アンケート」(中間報告)の概要p.4より一部抜粋

いろんな採用方法を試してみるのもアリ!

さまざまな採用方法のなかでも、ハローワークや職員からの紹介など、募集にお金がかからない方法は積極的に利用するのがいいでしょう。また、もしもその方法でいい人材が見つからない場合は、優秀な人材をそろえた人材紹介会社を利用することを考えてみてもいいかもしれませんね。